飲食業界に9年間働いていて思う料理人として必要な事として
重要な要素を5つにまとめました
特にこれから料理人を目指す若い方達には大切にして頂きたい事になります
1 探究心、好奇心
2 気遣い気配り、愛嬌
3 モチベーションの所在の理解
4 冷静沈着な心
5 最後は気持ち
1 探究心、好奇心
料理人として一人前になるには食が好きであるのはもちろん
何事にも興味を持つことが必要です
新しい技術、最新のトレンドへの好奇心
そして一つのことをとことん深掘りする探究心
この心なく受け身の姿勢ではいつになっても成長はないと思っています
ましてや、飲食業界の労働環境が変わってきていて自分の時間を取りやすくなっている中で
いかに自分の成長の為の勉強ができるかで他の人との差が大きく開いてきます
2 気遣い気配り、愛嬌
突き抜けて才能がない限り、愛嬌は料理人に限らず会社に勤め仕事をする上では最重要だと考えます
忙しい毎日を過ごす中で自分の仕事を最優先で進めていると
「誰にでもできることは、誰かがやってくれるだろう」と考えになりがちです
そこにさっと気が付いてさりげなく済ませてくれるような人は、大切にされるでしょう
例えば、先輩が仕込みを始めたとすればさっと必要な道具、食材を用意する
暑そうにしていればお水を出すなどできることはたくさんあります
とはいえ自分の仕事ばかりに集中していてはそれに気づくことはできないので
常に周りを観察し状況を把握することが大事になってきます
料理とは直接関係ありませんが愛嬌も大切です
結局人は、自分に好意的に接してくれる人を大切にしようと思うものです
笑顔、明るさ、さりげなさ、を常に意識しながら接しましょう
そうすることで先輩との関係も良くなり仕事を教わりやすくなるでしょう
そうなればこっちのもの!先輩に可愛がられ仕事もうまく回っていきます
3 モチベーションの所在の理解
仕事を行う上で何を目的に料理人になるかを具体的にするのが大事です
これが漠然としていると厳しい修行の中、気持ちが揺れ動き何のために
頑張っているのかわからなってしまいます。
しっかり自分の将来どうなりたいかイメージし
それに向かって正しい努力をすることが大切です
逆算し道筋をたてそれに沿うように修正をかけながら目標に向かって頑張りましょう!
無駄な努力は時間がもったいないし、
そもそも料理人は1日のタスクが多くスケジュールが極めてタイトです
大事なのは自分が何をモチベーションに仕事するのかをはっきりさせることです!
4 冷静沈着な心
料理業界労働環境が良くなってきたとはいえやはり厳しい業界です
職人気質の先輩、シェフがたくさんいます
殴る蹴るはないとはいえ、自分の機嫌で理不尽を言ってくる人や言っている事は正しいけど口調が強かったりする人はたくさんいます
正直体力面より精神面が非常に疲れることが多いです
全てを感情的に受けってしまわず、言われたことに対して
一歩引いて俯瞰して見てみること
緊張感のある毎日の中では冷静な判断が大切です
5 最後は気持ち
結局精神論になってしまうのですが綺麗事ばかりではないので。
何にせよ色々と大変な業界です。
安月給、長時間労働とまだまだブラック中のブラックな店が多いです
ですがその中で生き残るには最終的に自分がどうなりたいかのビジョンを明確にし
それに向かって本気で取り組み誰よりも努力し続けるしかないのです
まとめ
今までやってきた経験から必要だと思うことを書いてみました
これから飲食業界を目指す方には少し脅かすようにもなってしまったかもしれませんが
お客様との距離も近くレスポンスも早いしすごくやりがいのある仕事です
自分のビジョンに向かってやり抜く気持ちを持って一緒に頑張りましょう!
コメント